研究科概要

強み・特色

理学部・理学研究科の独自性・強み

少人数制教育による優れた理系人材の育成

  • 神戸に位置する本学は、国際的な視野を持ち、幅広い知識と高度な専門性、学際的な視野、創造性、国際性、課題解決能力を備えた高度専門職業人と、優れた研究能力を持つ先導的な人材を育成しています。
  • 理数系共通教育の中心となり、体系的なカリキュラムで少人数制の精鋭教育を行っています。
  • 分野横断的な科目と国際的な研究連携を活かし、グローバルに活躍できる理系人材を育成しています。

学術的価値の高い特色ある研究

  • 学術的価値の高い特色ある研究を行い、国際的な研究水準を維持しながら、分野横断的な融合研究を推進しています。
  • 全学協力体制を活かし、理学分野の発展と新たな領域の開拓を通じて、世界トップを目指す研究を推進します。

研究機関・他大学とのネットワーク

  • 3つのグローバルCOE研究を継承し、欧州合同原子核研究機構、国際宇宙科学研究所、海洋研究開発機構などとの連携を進め、国内外の大学・研究機関と協力し、アジア・世界における理学分野の研究ネットワークの拠点を目指します。

市民・地域の理学教育に貢献

  • 模擬授業やサイエンスセミナーを通じて中高生や市民の理学への関心を高め、理学系教員の輩出により理学教育の高度化に貢献します。
  • 地域企業との共同研究の推進等により、地域産業界の高度化・活性化に寄与します。
  • 博士後期課程へ入学を希望する社会人を受け入れ、社会人の学び直しを推進します。

本学の基礎・教養教育の中核としてのはたらき

  • 現代社会は科学技術に支えられているため、数学や理科の基礎教育は理系だけでなく人文社会系の学生にも重要です。そのため、理学部・理学研究科は本学にとって不可欠な部門です。
  • 理学部・理学研究科では少人数制で教育が行われ、卒業生は論理的思考力や問題解決能力を身に付けます。これらの能力は社会全般で求められ、卒業生は中高・大学の教員、公的研究機関、民間企業の研究開発・技術職のみならず、公務員や一般企業の営業職など、多岐にわたる職種で活躍しています。この点は神戸大学の他学部にはない特色です。

理学部の教育の特色

  • 自然科学の最も基礎的な科目の教育を行います。
  • それぞれの学科で、各分野における最先端の研究への導入となるカリキュラムを組んでいます。
  • 学部生の定員178名(うち25名は第3年次編入学)に対し、110名を超える教員により、幅広くきめ細やかな教育が行われています。
  • 学内の8つの最先端の研究施設と密接に連携した教育を行っています。

理学研究科 博士課程前期課程の教育の特色

  • 各専攻に設けられた基礎的なコア科目群を履修することによって、専攻全体にわたる専門知識を身につけることができます。
  • 各専攻の前期課程の授業科目は、より専門的な後期課程の授業科目とつながるように体系化されています。
  • 授業科目『科学英語』を履修することにより、英語での論文作成や討論など、実践的な英語能力を身につけることができます。
  • 神戸大学自然科学系5研究科に共通する授業科目を履修することによって、学際的な視点を身につけることができます。
  • 他の自然科学系4研究科および経済学研究科と連携したプログラムコース認定制度を活用することによって、総合的な専門知識を身につけることができます。
  • 前期課程において優れた研究業績をあげた学生は、1年以上の在学で修了し、後期課程に進学することができます(早期修了制度)。

理学研究科 博士課程後期課程の教育の特色

  • それぞれの専攻分野に基づいた高度な学術研究を基盤にした教育を受けることができます。
  • 理学研究科の他専攻の授業科目や、神戸大学自然科学系5研究科に共通する授業科目を履修することによって、総合的かつ学際的な視点を身につけることができます。
  • 本学大学院前期課程を修了した学生が引き続き後期課程に進学する場合、後期課程への入学金は必要ありません。
  • 後期課程に進学するほとんどの学生は、リサーチ・アシスタント(RA)に採用されます。また、他機関からの後期課程入学者については、優先的にリサーチ・アシスタント(SRA)に採用され、初年度の経済的負担(おおよそ入学金相当額)を軽減することができます。
  • 後期課程において優れた研究業績をあげた学生は、1年以上の在学で修了し、学位を取得することができます(早期修了制度)。