論文博士学位関係

論文審査日程（Dissertation Review Schedule）

本研究科においては、｢博士課程を経ない者」の学位論文審査については、下記の課程修了者に授与する学位論文審査要領に準じて行うこととしています（同じ日程です）。「博士課程を経ない者」の場合、内見委員会による内見を経て、専攻会議を行うこととしています。

論文博士学位論文審査について（提出者用）（For Submitters）

1. 学位について

本研究科において授与する学位は、博士（理学）又は博士（学術）とします。

2. 学位申請資格

1. 申請対象者

博士課程を経ない者で、本研究科に学位の授与を申請することのできる者は、次の各号のいずれかに該当する者とします。

  1. 大学院の博士課程において、所定の期間在学し、所定の単位を修得して退学した者
  2. 大学院の修士課程を修了した後、３年以上の研究歴を有する者
  3. 大学を卒業した後、６年以上の研究歴を有する者
  4. 前各号に掲げる者のほか、研究科教授会の議を経て資格があると認めた者

2. 研究歴

研究歴とは、次の各号に掲げるものとします。

  1. 大学又は短期大学の専任教員として研究に従事した期間
  2. 研究所等において研究に従事した期間
  3. 大学院の学生として研究活動を行った期間（修士課程は２年、博士課程は３年を上限とする。）
  4. 修士課程修了又は博士課程退学の後、大学の研究生として研究活動を行った期間
  5. その他学位申請資格審査委員会において認めた期間

3. 学位論文の草稿の内見

1. 学位論文の草稿の内見について

提出された論文の草稿が学位審査に値するか否かの検討をすることを内見といいます。

博士課程を経ない者で、本研究科に学位の授与を申請しようとする者（以下「学位申請希望者」という。）は、その申請に先立ち、当該学位論文の草稿の内見を受けなければなりません。

2. 内見の結果について

  • 提出のあった学位論文の草稿等の内容について、内見委員会（内見受理教員及び内見受理教員が選定する教授１人以上を含む研究科博士課程担当の教員２人以上）が検討を行い学位審査に値するか否か及び申請しようとする学位に付記する専攻分野（博士〔理学〕等）の名称の適否を判定します。
  • 内見の結果は、内見受理教員が学位申請希望者に通知します。

3. 提出書類について

学位申請希望者は、次の書類を学位論文の草稿の内容に関係の深い学術領域の教授又は准教授（以下「内見受理教員」という。）に提出すること。

1.論文目録（別紙様式1） 1部
2. 学位論文の草稿 3部
3. 論文内容の要旨の草稿（別紙様式2） ３部
4. その他参考論文等 ３部

※３部とあるのは、内見委員会が３人で構成される場合です。内見委員が１人増えるごとに１部増やして提出すること。

4. 学位申請資格の有無の審査のための書類

学位申請希望者は、内見受理教員が学位申請資格の有無の審査を必要とすると認めたときは、次の書類を同教員に提出すること。

1. 履歴書（別紙様式3） １部
2. 最終出身学校の卒業証明書又は修了証明書 1部
3. 在職・研究従事内容証明書（別紙様式4） 1部

※修士課程を修了後、博士課程を退学されている場合、修士課程の修了証明書及び博士課程の退学証明書を提出してください。

上記1.2.3.の書類は、規定上、内見受理教員が学位申請資格の有無の審査を必要とすると認めたときとなっていますが、該当の申請資格を確認する必要がありますので、必ず提出してください。

なお、本学大学院研究科の博士課程において所定の期間在学し、所定の単位を修得し、かつ、必要な博士論文の作成等に対する指導を受けて退学した者（以下「単位修得退学者」といいます。自然科学研究科においては、研究経過発表会の認定を受けた者に限ります。）は、「在職・研究従事内容証明書」の提出の必要はありません。

5. 学位の授与申請

内見終了後、学位申請希望者は、学位論文の草稿の内容が学位審査に値すると認められたときは、下記4.の手続により学位の授与を申請することができます。

4. 学位論文等の提出《学位論文作成要領》

1. 提出書類

学位論文の草稿の内見を経て、本研究科に学位の授与を申請する者は、次に掲げる書類等を本研究科事務室（理学研究科教務学生係）に提出すること。なお、論文審査料57,000円は論文審査日程表に記載してある期間内に納入すること。（納入方法については、別途連絡します。）

学位論文等を郵送にて提出する場合は、あて先を明記した返信用封筒（角2サイズ（33.2cm×24cm）で120円切手を貼ったもの）を同封してください。当係から論文審査料の郵便局払込票等をお送りします。

1.学位申請書（別紙様式1） １部（※1）
2. 論文目録（別紙様式2） 4部
3. 学位論文　簡易製本された冊子 4部（※学位論文等作成要領参照） 電子データ（※PDF/Aファイル参考情報）
4. 論文内容の要旨（別紙様式3） 10部
5. 履歴書（別紙様式4） 2部
6. 最終出身学校の卒業証明書又は修了証明書及び学業成績証明書 1部（※2）
7. 在職・研究従事内容証明書 1部（※3、4）
8. 承諾書（共著論文を含む場合） 1部
9. その他参考論文 学位論文と同数（※論文目録見本の「参考論文」を参照）
10. 学位記記載事項確認書 1部（※5）

1.学位申請書、2.論文目録、5.履歴書の日付は統一してください。

※1：単位修得退学者が申請する場合は、「第13条の規定」、それ以外の者が申請する場合は、「第10条の規定」によることとなります。

※2：修士課程を修了後、博士課程を退学されている場合、修士課程の修了証明書、成績証明書及び博士課程の退学証明書、成績証明書を提出してください。

※3：単位修得退学者は提出する必要はありません。

※4：6.の卒業証明書又は修了証明書、7.の在職・研究従事内容証明書は内見時に内見受理教員に提出している場合、本審査の際に改めて提出する必要はありません（証明事項に変更がある場合は再度提出願います）。また、学業成績証明書は本審査の際に必ず提出してください。

※5：2.論文目録及び3.学位論文について４部とあるのは、論文審査委員会が３人で構成される場合の部数で、審査委員が１人増えるごとに各１部増加して提出すること。４部の内訳は、論文審査委員３部、理学研究科保管用１部です。

2. 提出期間（令和7年度）

  • 9月学位取得予定者の場合：令和7年7月3日（木）～令和7年7月7日（月）
  • 3月学位取得予定者の場合：令和8年1月5日（月）～令和8年1月9日（金）

受付時間は、平日の9:00～17:00（但し12:00～13:00を除く）

3. 注意事項

  • 論文審査のため必要があるときは、学位論文の数を増加し、又は論文の訳本、模型若しくは標本等の資料その他を提出させることがあります。
  • 学位申請者が提出した学位論文等及び納入した論文審査料は、その理由の如何を問わず返還しません。

5. 論文審査及び試験

  1. 論文審査は、学位申請者の学位論文の内容に関係の深い学術領域（主査と同一専攻）の教員及びその他の学術領域（主査の所属する講座以外の講座あるいは他の専攻）の教員を含み、教授２人以上を含む研究科の教員３人以上をもって組織する学位論文審査委員会が行います。
  2. 試験は、学位論文を中心として、これに関連する専門科目について、筆答又は口頭により、学位論文審査委員会が行います。
  3. 試験の科目、期日、方法等については、学位論文審査委員会から学位申請者に通知します。

6. 学力の確認

  • 学位申請者が本研究科の課程を修了したものと同等以上の学力があることを確認するため、筆答又は口頭による試問を行います。
  • 試問は、学位申請者の学術領域の専門科目及び専門の学術研究を行うのに必要な外国語（日本人は英語、外国人は日本語及び英語）について、学位論文審査委員会が行います。
  • 試問の科目、期日、方法等については、学位論文審査委員会から学位申請者に通知します。
  • 試問のため必要があるときは、学位申請者にその著書、論文その他を提出させることがあります。
  • 本学大学院研究科単位修得退学者が、退学後５年以内に学位論文を提出して審査を受けるときは、本研究科の課程を修了した者と同等以上の学力を有するものとみなし、試問を省略します。

7. 論文発表会

学位論文審査委員会は、論文発表会を開催します。日時等については、論文審査委員会から通知します

8. 学位授与の可否の決定

学位論文審査委員会は、論文発表会を開催します。日時等については、論文審査委員会から通知します。

9. 学位授与式

学位を授与することが決定された者に係る学位記の授与式は、７月に申請した者にあっては９月下旬に、１月に申請した者にあっては３月下旬に行う予定です。

10. 博士学位論文の公開について

神戸大学附属図書館において、学内の研究成果を広くインターネットで公開する事業を行っています。博士学位論文の公開については、「神戸大学学術成果リポジトリ」をご参照ください。

論文博士学位論文の内見について（教員用）（For Teachers）

1.専攻長の手続き

各専攻長は、指導教員から学位論文審査の件に伴う専攻会議開催の要請があった場合、下記の各々の期限までに専攻会議を開催し、次の書類を教務学生係に提出する。

1.提出書類

1.審査委員候補者名簿（論文博士）（別紙様式6）
2.学位論文草稿内見結果報告書（別紙様式5）
2.学位論文草稿内見結果報告書2枚目用紙
3.履歴書（本紙）（別紙様式3） 1部
4.最終出身学校の卒業証明書又は修了証明書 1部（※1）
5.在職・研究従事内容証明書 1部（※2）

※1：修士課程を修了後、博士課程を退学されている場合は、修士課程の修了証明書及び博士課程の退学証明書を提出いただきます。

※2：本学大学院研究科博士後期課程の単位修得退学者は提出不要です。

※3.～5.について、規定上は、内見受理教員が学位申請資格の有無の審査を必要とすると認めたとき提出させるとなっていますが、該当の申請資格を確認するために必ず教務学生係まで提出願います。

2.提出期限（令和7年度）

  • 9月修了予定者の場合：令和7年6月18日（水）まで
  • 3月修了予定者の場合：令和7年12月1日（月）まで

2.内見受理教員の手続き

学位申請希望者から学位論文の草稿の内見の申し出があった場合、内見受理教員は、学位申請希望者ごとに、内見委員会を設けるものとする。内見受理教員は、以下の書類を専攻長に提出し、専攻会議開催の要請をする。

1.専攻長への提出書類

1. 学位論文草稿内見結果報告書（別紙様式5）
1. 学位論文草稿内見結果報告書２枚目用紙
2. 履歴書（本紙）（別紙様式3） 1部
3. 最終出身学校の卒業証明書又は修了証明書 1部（※1）
4. 在職・研究従事内容証明書 1部（※2）

※1：修士課程を修了後、博士課程を退学されている場合は、修士課程の修了証明書及び博士課程の退学証明書を提出いただきます。

※2：本学大学院研究科博士後期課程の単位修得退学者は提出不要です。

※2.～4.については、規定上は、内見受理教員が学位申請資格の有無の審査を必要とすると認めたとき提出させるとなっていますが、該当の申請資格を確認するために必ず専攻長まで提出願います。

2.学位申請希望者からの提出書類

  1. 論文目録：１部
  2. 学位論文の草稿：３部
  3. 論文内容の要旨の草稿：３部
  4. その他の参考論文等：３部
  5. 履歴書：１部
  6. 最終出身学校の卒業証明書又は修了証明書：１部
  7. 在職・研究従事内容証明書：１部

3.内見委員会の設置

  • 9月授与予定者の場合：4月初旬から専攻会議前まで
  • 3月授与予定者の場合：10月初旬から専攻会議前まで

４.参考

論文博士学位論文の本審査について（教員用）（For Teachers）

学位論文審査委員は、博士課程を経ない者の学位論文審査について以下の要領で審査方よろしくお願いします。また、学力の確認のための試問に課す外国語について、日本人については英語、外国人については日本語及び英語となっていますので特に留意願います。なお、論文審査の結果の要旨に、「特記事項」「特許登録数」「発表論文数」をご記入下さいますよう、ご協力願います。

1.「学位審査報告書」提出期限（令和7年度）

※主査から理学研究科教務学生係へ提出願います。

  • ９月学位授与申請者の場合：令和7年8月22日（金）
  • ３月学位授与申請者の場合：令和8年2月10日（火）

なお、学位授与の可否決定日はそれぞれ以下のとおりです。

  • ９月学位授与申請者の場合：令和7年9月5日（金）
  • ３月学位授与申請者の場合：令和8年3月6日（金）

2.学位論文審査関係書類

※理学研究科教務学生係から学位論文審査委員に配布します。

1. 学位論文
2. 学位申請書（写）
3. 論文目録
4. 論文内容の要旨
5. 学位審査報告書（別紙様式5）
5. 学位審査報告書　別紙１
論文審査の結果の要旨
5. 学位審査報告書　別紙２
試験結果の要旨
5. 学位審査報告書　別紙３
試問の結果の要旨
6. 博士学位論文発表会開催掲示用用紙

3.参考

※内規に記載されている論文目録及び学位論文の提出枚数（冊数）は審査員が3名（主査1名、副査2名）である場合の提出枚数（冊数）です。審査員が1名増えるごとに、各提出枚数（冊数）も1部づつ増えます。論文博士申請者に提出書類などを直接ご指導いただく場合は、内規ではなく、論文提出者用の案内をご参照下さいますようお願いいたします。

問い合わせ先（Contact Information）

〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1　神戸大学理学研究科教務学生係

TEL：078-803-5767(直通)
e-mail：sci-kyomu@office.kobe-u.ac.jp