神戸大学「志」講義について
2017年度「志」講義概要
1.大学・社会・事業経営(4月14日) | |
今までの経験を通して大学と社会、事業経営の在り方や関わり方を考える。 | |
講師 | 鴻池 一季(㈱鴻池組 名誉会長) 神戸大学工学振興会理事長 |
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備考 | 1974年 工学部卒 |
2.企業の社会的役割と経営者の在り方(4月21日) | |
1969年(昭和44年)に神戸大学を卒業後三菱グループの老舗ロジスティクス企業の社長、会長を務め、又、その経営に携わってきた経験を基に、企業の目的はいかにあるべきか、経営責任とは何かを考える。 | |
講師 | 番 尚志(三菱倉庫㈱ 相談役) 元三菱倉庫㈱取締役会長 |
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備考 | 1969年 経営学部卒 |
3.商社マン生活50年・グローバリゼションの変遷とともに(4月28日) | |
1968年(昭和43年)日商岩井(現・双日株式会社)に入社以来今日に至るまで、総合商社で経験した主たる戦場は世界であった。成熟した経済大国となった日本ではあるが、グローバリゼションの危機とも言われるこれからの世界の中で如何なる対応が迫られるのか、学生と共に考えてみたい。 | |
講師 | 田邉 弘幸(双日㈱ 顧問) 神戸大学特別顧問 |
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備考 | 1968年 経営学部卒 |
4.国際金融業界での奮戦記50年(5月12日) | |
ユニオンバンク頭取、三菱東京UFJ銀行国際部門責任者、JPモルガン証券元社長兼会長など50年に亘る金融業界での経験を踏まえた世界の金融業界の変遷を俯瞰し、今後の課題に就いて深堀する。グローバリゼション進展の中で、金融業界に対し求められる使命、役割等を論じながらこの50年のグローバルな世界での金融業界の発展の軌跡と現状の課題に就いて深堀する。 | |
講師 | 森口 隆宏(元㈱東京三菱銀行 副頭取(現㈱三菱東京UFJ銀行)) 元JPモルガン証券株式会社会長兼CEO |
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備考 | 1967年 経済学部卒 |
5.これまでの40年・これからの40年(5月19日) | |
講師が大学を卒業してから40年が過ぎた。講義の前半では、この間の社会環境の変化を概観するとともに、講師が個人として学んできたこと・経験してきたことを中心に話したい。また、講義の後半では、受講生が社会の主役を担う未来の40年において、日本社会が直面すると言われる主要な課題や変化を考える。特に克服すべき重要な課題であれう超高齢社会、社会を根底から変える可能性があるグローバル化のさらなる進展等に就いて考えたい。 | |
講師 | 松尾 憲治(明治安田生命保険 特別顧問) 元明治安田生命保険社長 |
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備考 | 1973年 経済学部卒 |
6.「志は高く」(5月26日) | |
皆さんが元気で活躍できる期間は、これから約70年。70年といえば長いように思うかも知れませんが、ほぼ70年を過ごしてきた私には、アッという間でした。チャレンジして有意義に充実した人生を歩んで頂きたいと思います。そうするためには、人生を貫くような長期的な目標と5~10年毎の短期的な目標を定め、一歩ずつ前進することが大事でしょう。「末は社長かノーベル賞」ぐらいの高い目標をもっていただきたいです。これからは、グローバル化がどんどん進みます。英会話は必須。若い間に外国で修業することはかけがえのない財産になることでしょう。 | |
講師 | 相馬 芳枝(元神戸大学特別顧問) 2011年世界女性化学賞 |
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備考 | 1965年 理学部卒 |