神戸大学 大学院理学研究科・理学部

News Release

2016.07.27

火星ダストデビルの性質解明に神戸大学チームも貢献
―火星天気予報や火星有人探査への一歩―

 理化学研究所計算科学研究機構の西澤誠也研究員及び富田浩文チームリーダーと、北海道大学の小高正嗣助教、石渡正樹准教授、神戸大学大学院理学研究科の高橋芳幸准教授、林祥介教授、松江工業高等専門学校の杉山耕一朗准教授、九州大学の中島健介助教、京都大学の竹広真一准教授らの共同研究グループは、スーパーコンピュータ「京」※1を用いた超高解像度シミュレーションにより、火星大気中の「塵旋風(じんせんぷう)」を大量に再現し、その大きさや強さの統計的性質を明らかにしました。

 今後、さらにシミュレーションを重ね、季節や場所による性質の違いを明らかにすることにより、火星天気予報の実現や、無人探査機のみならず有人探査機における火星への着陸・地上活動に貢献すると期待できます。

 本研究は、米国の科学雑誌『GeophysicalResearch Letters』(5月16日号)に掲載され、同誌ウェブサイトでハイライトされました。また、米国の科学雑誌『Eos Earth & Space Science News』(6月23日付)のリサーチスポットライトでも取り上げられました。

 詳しくはこちらをご覧ください。
 http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/research/2016_07_26_01.html

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