神戸大学 大学院理学研究科・理学部

News Release

2019.11.25

本学理学部卒業生(化学科2002年3月卒)の井上圭一先生(東京大学物性研究所准教授)が第21回(2019年度)「サー・マーティン・ウッド賞」を受賞しました。

 本学理学部卒業生(神戸大学理学部化学科 加藤肇研究室2002年3月卒)の井上圭一先生(東京大学物性研究所准教授)が第21回(2019年度)「サー・マーティン・ウッド賞」を受賞しました。
 サー・マーティン・ウッド賞(Sir Martin Wood Prize)は、英国の科学機器メーカーであるオックスフォード・インストゥルメンツ社より寄せられた寄附金を基に、日本で優れた研究を行っている若手研究者に対して、更なるインセンティブを寄与することを目的として創設された栄誉ある賞です。
 リンク:http://www.msforum.jp/about_sir_martin/
 受賞研究題目は「新奇なレチナールタンパク質の発見と機能解析」です。井上先生は、細菌や藻類、真菌類などの主に単細胞微生物が持つ光受容型膜タンパク質の微生物型ロドプシンについて、主に分光学的手法を用いた物理化学的な光反応メカニズムの解明を目指した研究を行われています。また最近ではナトリウムを輸送するロドプシンや、タンパク質の配向が反転したロドプシンなどを世界に先駆けて発見し、分子メカニズム研究だけでなくロドプシンを使った生物の光利用形態の理解に向けた研究や、近年注目される生命活動の光操作技術であるオプトジェネティクスへの応用などで活躍されています。
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