神戸大学 大学院理学研究科・理学部

News Release

2020.09.24

惑星学専攻の南拓人助教が、11月3日に開催される地球電磁気学・地球惑星圏学会総会にて、 大林奨励賞を受賞することが決まりました。

 2020年11月3日に開催される地球電磁気・地球惑星圏学会総会において、惑星学専攻の南拓人助教が大林奨励賞を受賞します。地球電磁気・地球惑星圏学会は、地磁気の変化とその成因、地球内部の電気伝導度構造、並びに、超高層の大気や惑星のプラズマ現象などを研究対象としており、大林奨励賞は毎年、学会員のうち独創的な成果を出し、将来における発展が充分期待できる研究を推進している若手研究者に授与されます。
 受賞の研究題目は、「有限要素法に基づく数値解析手法を取り入れた、津波によって誘導される電磁場変動および火山活動に起因する電気伝導度構造変化に関する研究」です。地球電磁気学の分野では、有限要素法を用いたデータ解釈の例が年々増えていますが、今回の受賞では、新しい2つの分野への応用が評価されました。一方は、津波が引き起こす海洋電磁場変動の研究であり、他方は、火山の地下電気伝導度構造の時間変化を明らかにする研究です。両者とも、学術的な意義に加え、防災への応用が期待される研究内容であり、今後の更なる進展が期待されての受賞となりました。

大林奨励賞についての参考URL: http://www.sgepss.org/sgepss/gakkaishou_j.html

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