News Release
2020.11.04
化学専攻の大西洋教授らが人工光合成光触媒がつくりだす酸素を従来比1000倍の速度で検出する手法を開発し ACS Catalysis誌に速報論文として掲載されました.
現在私たちが利用するエネルギーの多くは石油などに由来しており、近い将来枯渇することが危惧されています。 光触媒をもちいた人工光合成は、太陽光と水から化学エネルギー(水素燃料)をつくり出す手段として注目され、 さまざまな研究が行われています。 今回、神戸大学大学院理学研究科の大西洋教授らは金沢大学・信州大学・東京大学の研究者たちと協働して、人工光合成を行う光触媒が水を分解してつくる酸素(O2) を従来比1000倍の速度で検出する計測評価法を開発しました。 今後、本研究で開発した方法を駆使して人工光合成の反応メカニズムを解明し、 社会実装されうる光触媒の開発に貢献することが期待されます。 本研究成果は迅速に公開すべき重要性を認められ、アメリカ化学会が発行する「ACS Catalysis」の速報論文として令和2年10月29日(現地時間)にオンライン版で公開されました。 詳しくは、こちらをご覧ください。