神戸大学 大学院理学研究科・理学部

News Release

2021.11.17

惑星学専攻の牧野教授らが Preferred Networks 社と共同開発したMN-Coreプロセッサを搭載したMN-3システムが、省電力性能ランキングで再び世界1位を獲得しました。

 神戸大学大学院理学研究科の牧野教授と株式会社Preferred Networks が、理化学研究所AICS/R-CCSの協力のもとに開発した深層学習向け超低消費電力プロセッサMN-Core を搭載した、PFNの深層学習用スーパーコンピュータMN-3が、最新のGreen500リストにおいて、世界第1位に認定されました。1位になるのは2020年6月、2021年6月に続いて3度目となります。MN-3は、39.379 Gflops/W*1(1W・1秒あたり約394億回の演算)の省電力性能を実現しました。

 今回の記録は、2021年6月のGreen500リストにおける世界第1位の記録29.70 Gflops/Wを32.59%上回るものです。MN-3が初めてGreen500リストにランキングされた2020年6月の記録と比較すると、演算に利用しているMN-Coreは同一ですが、省電力性能は87%向上しています。これは、ソフトウェアによる制御のさらなる効率化、MN-Core同士を相互接続する専用インターコネクト(計算機ノード間を結ぶネットワーク)の改善などによるものです。

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