2022.04.11

化学専攻の秋本誠志准教授らの研究グループが、珪藻の光合成色素タンパク質超複合体の立体構造解析に成功しました (Nature Communications誌に掲載)。

　岡山大学の長尾特任講師、加藤特任准教授、沈教授、神戸大学の秋本准教授、京都大学の伊福教授らの研究グループは、 珪藻から光化学系II-集光性色素タンパク質超分子複合体(PSII-FCPII超分子複合体)を精製し、クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析により、 2.5 Åの空間分解能で立体構造を解明しました。 2019年に当研究グループが報告したPSII-FCPIIの立体構造^(注釈1)は3.8 Åの分解能であったため、今回の成果は大幅な改善になります。
　本研究成果は、日本時間 4月１日(金)、英国の科学雑誌「Nature　Communications」に掲載されました。 詳しくはこちらをご覧ください

• 注釈1. PSII-FCPIIの立体構造:
  「褐色を呈する光化学系II-集光性色素タンパク質複合体の立体構造を解明」"神戸大学研究ニュース"をご参照下さい。

ニュース一覧