神戸大学 大学院理学研究科・理学部

News Release

2024.08.22

惑星学専攻の島伸和教授、金子克哉教授らの研究グループが、鬼界カルデラ火山における大規模カルデラ噴火へ向けたマグマ蓄積過程に関する研究成果を Communications Earth and Environment誌に発表しました。

 九州南方沖合40kmにある鬼界カルデラ火山周辺で、地球深部探査船「ちきゅう」により採取されたコアに含まれる火山ガラスと鉱物の分析を行いました。 その結果、カルデラ噴火から次のカルデラ噴火へ至るまでのマグマ供給の変化とマグマ蓄積のメカニズムを明らかにしました。 特に、7,300年前のカルデラ噴火を引き起こした火山活動は少なくとも 4.3万年前には開始していたものの、 カルデラ噴火へ向けた本格的なマグマの蓄積とマグマだまりの成長は1.6万年前から 9,000年かけて起こっていたことを明らかにしました。

 詳しくはこちらのページをご覧ください。

 本研究成果は、8月22日に国際誌「Communications Earth and Environment」に掲載されました。

ニュース一覧