研究関連

内海域環境教育研究センターの川井浩史特命教授らの研究グループによる論文がEuropean Journal of Phycology誌に掲載されました

2025/05/19

 神戸大学内海域環境教育研究センターの川井浩史特命教授と、北海道大学室蘭臨海実験所の本村泰三名誉教授は、 紅藻の一種「カギケノリ」の藻体の先端部(成長部分)が青い構造色を示すことを発見し、その原因が腺細胞内の微細構造によるものであることを明らかにしました。 本研究は、これまで主に動物や陸上植物に知られていた「色による警告」や「カモフラージュ」といった生物間コミュニケーションの機能が、 海藻にも存在する可能性をはじめて示しました。 今後、構造色をもつ海藻を対象に、摂食行動や環境応答に関するさらなる研究が進むことが期待されます。 詳しくはこちらのページをご覧ください。

この研究成果は、2025年5月6日に、イギリス藻類学会誌 「European Journal of Phycology」に掲載されました。