研究関連

化学専攻の東晃輔さん、岡本翔助手と小堀康博教授らは分子内のすばやい動きで高いエネルギーへと変換する光アップコンバージョンの高速化を達成しました

2025/06/19

 神戸大学大学院理学研究科の東晃輔 大学院生(研究当時、現:東レリサーチセンター勤務)、分子フォトサイエンス研究センターの岡本翔 助手(研究当時、現:筑波大学助教) および小堀康博 教授、長崎大学の作田絵里 教授、新潟大学の生駒忠昭 教授、名古屋大学大学院情報学研究科の東雅大 教授らの研究グループは、ドイツのザーランド大学との共同研究により、 人体に無害な長波長光を高いエネルギーをもつ短波長光に変換するアップコンバージョン過程の中間体が、分子内部の励起子ホッピング運動を1兆分の1秒の単位で繰り返し起こす現象を明らかにしました。 このホッピング速度は溶媒の粘性を変えるだけで大きく変化させることが可能で、それにより光の波長変換の効率を制御できることを示しました。

この研究成果は、「Angewante Chemie International Edition」に掲載されました。

より詳しい解説は神戸大学のプレスリリースをご覧ください。