惑星系誕生のなぞ、解明に新たな手がかり
2004.07
神戸大学は、国立天文台や東京大学などと共同で、世界最大級の望遠鏡「すばる」を用いて、惑星の形成過程を研究し、ぎょしゃ座AB星(AB Aur、距離470光年)と呼ばれる年齢約400万年の星を観測したところ、そのまわりの原始惑星系円盤が、中心の星からの赤外線を反射して輝い ている様子をとらえることに成功しました。
惑星はこうした円盤から生まれると考えられており、円盤は原始惑星系円盤と呼ばれてい ます。
一般に原始惑星系円盤は平坦な構造をしていると考えられてい ますが、この星の円盤は複雑な構造をしており、その成因を今後理論 的に推測することにより、惑星系がどのようにして生まれるのか、新たな手がかりが得られると考えています。
この研究成果は国立天文台の
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および神戸大学の
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