第2回ホームカミングデイが開催されました。
2007.10.03
9月29日(土)に第2回神戸大学ホームカミングデイが開かれました。理学部ではサイエンスツアー、研究紹介のポスター常設展、懇親会を行い、盛況のうちに終わりました。
今年は、昨年のキャンパスツアーに代わる新企画として、各学科1−2件のサイエンスショーを用意し、参加者がそれを見て回るサイエンスツアーが行われました。
ゲストとしてお迎えした一般参加者は28名(そのうち懇親会参加者21名)、ホスト 側の参加者は教員23名、学生30名でした。
(ホームカミングデイの様子を掲載します. 写真をクリックすると拡大します).
数学科
○石鹸膜とコンピューターグラフィックスで見る曲面の数学
ワイヤーフレームを使って実際に石鹸膜を作り、その形を見ます。また、その数学的モデルである極小曲面を、可視化ソフトを用いながら説明します。
物理学科
○超短パルスレーザーで探る原子や電子の超高速運動
1秒の(1/10兆)の時間だけ光る超短パルス光(数10ミクロンの長さの光のかたまり)を発生する超高速レーザー分光装置を見ながら、物質中の原子や電子がフェムト秒・ピコ秒の時間領域で行う超高速運動を解明する研究について説明します。
化学科
○物質を作る
溶液からガラスを作製する技術であるゾルゲル法を用いて、ガラスの微粒子を作製する方法を簡単な演示を交えて解説します。
○分子を観る
レーザー光を使って分子の構造や挙動を観測する方法について,簡単な実験を交えて説明します。
生物学科
○新たな温室の活用−遺伝子から生態系まで
神戸大学理学部には一昨年に温室の改築と圃場の整備が行われました。新装なった温室では分子生物学から細胞や生態研究に供するための植物の栽培や系統保存が行われています。今回はその一端を紹介します。
○原生生物の観察
〜ミクロの世界を顕微鏡でのぞいてみると、いろんなことが見えてくる〜
原生生物は、現代の生物学の発展にとって、欠かせない生物です。たとえばゾウリムシを用いて、細胞の電気的興奮・細胞に性や寿命が存在すること・細胞核ゲノムでのコドンの逸脱性などが最初に発見されました。テトラヒメナではリボザイムとRNAの自己スプライシング現象が、トリパノソーマではミトコンドリアmRNAの編集現象などが発見されています。このように、原生生物を実験材料として用いることで、重要かつ普遍的な生命現象が多く発見されています。ここでは、このような原生生物の生きている姿を、実際に顕微鏡で観察していただきます。
地球惑星科学科
○“衝突!”クレーターができるその瞬間を捉える
砂箱と水槽を用意してビー球やプラスチック玉を落とし、砂や液体が飛び散る様子を高速度カメラでとらえます。併せてこれに関連した惑星探査について解説します。
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