9月26日から30日までの5日間、神戸大学百年記念館で、スクッテルダイトに関する国際会議(International Conference on "New Quantum Phenomena in Skutterudite and Related Systems")が開催され、海外の8カ国からを含めて約150人の参加がありました。
スクッテルダイトは、もともとノルウエーの地名に由来する鉱物の名前ですが、その中には熱電材料、新奇な超伝導、隠れた秩序などの観点から、多くの研究が行われています。特に希土類やアクチナイドのスクッテルダイトの基礎的な物性に関する研究は、日本が大きくリードしている分野です。本会議では、39件の口頭講演と89件のポスター講演が行われ、質の高い発表に対して多くの質問や議論が行われました。