代数幾何学、可積分系、ミラー対称性に関する国際研究集会が開催されました。
2008.02.07
2008年1月7日から11日に京都大学数理解析研究所で、
国際研究集会「代数幾何学、可積分系、ミラー対称性の新しい発展(New developments in Algebraic Geometry, Integrable Systems and Mirror symmetry)」
が開催されました。あわせて1月4, 5日の両日神戸大学大学院理学研究科で
サテライトワークショップ「量子コホモロジーとミラー対称性(Quantum Cohomology and Mirror Symmetry)」
を開催しました。両研究集会には海外8カ国を含めて延べ127名の研究者・大学院生の参加があり、19の招待講演と7つの特別講義が行われました。
近年、カラビ・ヤウ多様体やファノ多様体等の様々な空間の量子コホモロジーの数学的理論が発展し、またミラー対称性を数学的に厳密に理解する枠組みの構築の過程から新しい数学理論が生まれてきています。また、その中から古典的な代数幾何学や可積分系の理論との新しい関係を示唆する研究や、新たな理論の進展が報告されています。
この様な背景を受けて、両研究会においては、位相的場の理論、量子コホモロジー、一般化ホッジ構造、幾何学的ラングランズ対応、導来圏と新しい位相的不変量等の興味深い講演が行われ、また活発な討論が行われました。本研究会は、主に
科学研究費基盤研究(S)「代数幾何と可積分系の新しい展開」(平成19年度-23年度、代表:齋藤政彦(神戸大学))
および
「位相的場の理論に基づく、幾何学の新展開」(平成18年度-22年度、代表:深谷賢治(京都大学))
の援助のもと、本研究科数学専攻の齋藤政彦、吉岡康太および深谷賢治(京都大学)、細野忍(東京大学)が組織委員を務めました。また数理解析研究所の2007年度のプロジェクト研究の一環でもあります。
ポスター [PDFファイル]
集合写真
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