研究科概要

最近における特記事項

※以下、太字の事項は「ミッション再定義」においてエビデンスとして引用した事項を示す。

数学専攻

令和5(2023)年度

  • 谷口隆晴教授らの研究グループが、保存則を発見することで長時間に渡り正確な計算機シミュレーションを可能にする、 新しい人工知能アルゴリズムを開発しました。
  • 青木敏教授が、第17回日本統計学会研究業績賞を受賞した。

令和元(2019)年度~令和4(2022)年度

  • 該当無し

平成30(2018)年度

  • 齋藤政彦教授のインタビューがCIEC学会誌「コンピュータ&エデュケーション」に掲載された。

平成29(2017)年度

  • 齋藤政彦教授の研究が学術振興会の科研費NEWS(2016 Vol.4)に取り上げられた。

平成28(2016)年度

  • 齋藤政彦教授が研究代表者をつとめる研究課題「代数幾何と可積分系の融合―理論の深化と数学・数理物理学における新展開―」に対し、科学研究費補助金:基盤研究(S)平成29(2017)年度~令和3(2021)年度が採択された。これは、同教授が研究代表者となった基盤研究(S)「代数幾何と可積分系の融合と新しい展開」平成19(2007)年度~平成23(2011)年度、および基盤研究(S)「代数幾何と可積分系の融合と深化」平成24(2012)年度~28(2016)年度に続くものであり、これら一連の研究は当該分野の発展に対して多大な貢献をしている。
  • 2016年度日本数学会賞建部賢弘奨励賞(阿部圭宏研究員)(現・千葉大学講師):グラフ上のランダムウォークの被覆時間及び局所時間の精密な評価(Detailed estimates on cover times and local times of random walks on graphs)に関わる業績。

物理学専攻

令和5(2023)年度

  • 小手川恒准教授:巨大な異常ホール効果を示す反強磁性的物質を発見、npj Quantum Materials誌に掲載 令和5(2023)10月
  • 小手川恒准教授、藤秀樹教授、菅原仁教授が2024年日本物理学会論文賞を受賞 令和6(2024)年2月

令和4(2022)年度

  • 越智敦彦准教授:令和3年度後期ベストティーチャー賞、現代物理学が描く世界、令和4(2022)年5月
  • 藏重久弥教授らの参加するGeant4日本グループ:2021年度高エネルギー加速器科学研究奨励会諏訪賞を受賞、 令和4(2022)年5月
  • 身内賢太朗准教授:BSフジのテレビ番組『ガリレオX』の取材を受けて6月12日(日)に放映、 第268回「分からないから面白い宇宙の謎 アインシュタイン16歳の疑問と暗黒物質探索」、令和4(2022)年6月

令和3(2021)年度

  • 小手川恒准教授、藤秀樹教授:遍歴強磁性の磁気秩序状態が低温・高圧で不安定になる機構について報告した論文がPhysical Review誌にEditors' Suggestionとして掲載、令和3(2021)年5月
  • 太田仁教授:日本赤外線学会・第6回業績賞、令和3(2021)年6月
  • 大久保晋准教授、太田仁教授:日本赤外線学会・第7回学会誌論文賞、令和3(2021)年6月
  • 太田仁教授、大久保晋准教授:三塩化セシウム銅(CsCuCl3)という鎖状の磁性体に対して、その量子性の強さを圧力によって制御できることについて報告した論文がNature Communications誌にオンライン掲載、令和3(2021)年7月
  • 小手川恒准教授:遍歴強磁性体の新たな量子臨界点の誘起に成功し、絶対零度付近での性質を明らかにした論文が 日本物理学会第27回論文賞、令和4(2022)年3月

令和2(2020)年度

  • 身内賢太朗准教授、竹内康雄教授、水越彗太(博士1年)、上野龍一(修士2年): 国際共同実験グループ XENON コラボレーションが、電子散乱事象の超過を観測したことを発表、論文 "Observation of Excess Electronic Recoil Events in XENON1T"、arXiv:2006.09721、令和2(2020)年6月
  • 播磨尚朝教授:論文 "Regular-triangle trimer and charge order preserving the Anderson condition in the pyrochlore structure of CsW2O6"が Nature Communications に掲載、令和2(2020)年6月
  • 野海俊文助教、キムスロ(博士3年): 第15回素粒子メダル奨励賞、令和2(2020)年9月
  • 播磨尚朝教授、身内賢太朗准教授、高橋英幸助教:令和2年度神戸大学学長表彰(財務貢献者)、令和2(2020)年10月
  • 野海俊文助教:令和2年度神戸大学優秀若手研究者賞・理事賞、令和2(2020)年12月
  • 前田順平講師:ATLAS Outstanding Achievement Awards、"Outstanding contributions to the reduction of the Level-1 muon endcap trigger rates"、令和3(2021)年2月
  • 早田次郎教授、徳田順生研究員:重力子を探索する方法を提案した論文が、Physical Review D 誌に Editors' Suggestionとして掲載、令和3(2021)年2月
  • 中野佑樹特命助教:第七回 「極低放射能技術」研究会 (LBGT2021) ポスター優秀賞、"Evaluation of radon adsorption efficiency values in xenon with activated carbon fibers"、令和3(2021)年3月

令和元(2019)年度

  • 早田次郎教授:日本学術振興会 平成30年度「特別研究員等審査会」専門委員表彰、令和元(2019)年6月
  • 野海俊文特命助教:論文 ”Weak Gravity Conjecture from Unitarity and Causality”が Physical Review Letters に掲載 令和元(2019)年7 月
  • 播磨尚朝教授、髙橋英幸助教:令和元年度学長表彰(財務貢献者) 令和元(2019)年10月
  • 太田仁教授:国際ザボイスキー賞、対象業績: 「Distinguished for his outstanding contributions to terahertz high-field EPR instrumentation and its applications in solid-state physics」 令和元(2019)年10月
  • 髙橋英幸助教:電子スピンサイエンス学会(SEST)奨励賞、対象業績: 「ナノメンブランを用いたテラヘルツ領域における力検出電子スピン共鳴法の開発」
  • 髙橋英幸助教:優秀若手研究者賞・理事賞、令和2(2020)年1月
  • 西野友年准教授:量子コンピューターの機能や将来性について解説した記事が2019年12月25日付の神戸新聞に掲載 令和2(2020)年1月
  • 小手川恒准教授、藤秀樹教授、松岡英一准教授、菅原仁教授、太田仁教授、播磨尚朝教授: 論文 ”Helimagnetic Structure and Heavy-Fermion-Like Behavior in the Vicinity of the Quantum Critical Point in Mn3P”が Physical Review Letters に掲載 令和2(2020)年2月

平成30(2018)年度

  • 岡本翔(博士3年,指導教員 大道英二准教授)、櫻井敬博助教、大道英二准教授、太田仁教授: 日本赤外線学会・第4回(平成30年度)学会誌論文賞  平成30(2018)年5月
    対象業績:「SQUID磁束計を用いた高周波ESR測定法のヘムタンパク質モデル錯体への応用」
  • 高橋英幸助教: 日本赤外線学会・第5回(平成30年度)研究奨励賞
    対象業績:「テラヘルツ領域における機械検出型磁気共鳴法の開発」  平成30(2018)年5月
  • 播磨尚朝教授、身内賢太朗准教授、越智敦彦准教授: 第10回神戸大学学長表彰「財務上の貢献」 平成30(2018)年10月
  • 播磨尚朝教授、舩島洋紀特命講師らの論文「Orbital Crossing on Split Fermi Surfaces in Noncentrosymmetric Yb4Sb3」が、日本物理学会が刊行する JPSJ (Journal of Physical Society of Japan)のEditors' choice (注目論文) に選ばれました。平成30(2018)年10月
  • 伊藤飛鳥(博士3年,指導教員 早田次郎教授) :日本物理学会学生優秀発表賞、令和元(2019) 年3月
  • 播磨尚朝教授らの論文「Unconventional Superconductivity in Heavy Fermion UTe2」が、日本物理学会が刊行する JPSJ (Journal of Physical Society of Japan) の Editors' choice (注目論文) に選ばれました。令和元(2019)年9月

平成29(2017)年度

  • 山﨑祐司教授(chair)、藏重久弥教授、前田順平講師、川出健太郎特命助教: 国際会議”XXVI International Workshop on Deep Inelastic Scattering and Related Subjects”を神戸大学コンベンションホールで開催。 平成29(2017)年4月
  • 播磨尚朝教授: “J-Physics 2018: サマースクール & 物質と結晶育成に関する国際ワークショップ”を淡路夢舞台国際会議場で開催。 平成29(2017)年6月
  • 坂本眞人准教授、野海俊文特命助教: 国際ワークショップ“Strings and Fields 2017”を京都大学基礎物理学研究所で開催。 平成29(2017)年8月
  • 野海俊文特命助教: 第12回日本物理学会若手奨励賞(素粒子論領域)
    対象業績:「有効場の理論に基づく、インフレーションにおける重いスカラー場の影響の研究」 平成29(2017)年9月
  • 竹内康雄教授、鈴木州助教、矢野孝臣特命助教(現・東大宇宙線研特任助教)ほか「ニュートリノ実験グループ」: 第9回神戸大学学長表彰 平成29(2017)年10月
  • 播磨尚朝教授、身内賢太朗准教授: 第9回神戸大学学長表彰 「財務上の貢献」 平成29(2017)年10月

平成28(2016)年度

  • 大久保晋准教授、太田仁教授: 第二回日本赤外線学会論文賞を受賞。
    対象業績:「SQUID磁束計を用いたミリ波ESR測定装置の開発」 平成28(2016)年5月
  • 小手川恒准教授、松岡英一准教授、菅原仁教授、藤秀樹教授: 論文“Quasilinear quantum magnetoresistance in pressure-induced nonsymmorphic superconductor chromium arsenide”がNature Communicationsに掲載 平成28(2016)年6月
  • 藏重久弥教授、身内賢太朗准教授、越智敦彦准教授: 本学米州拠点開設のキックオフシンポジウムで講演。 平成28(2016)年6月
  • 大道英二准教授、太田仁教授: JPSJ注目論文。
    対象業績:“New Method for Torque Magnetometry Using a Commercially Available Membrane-Type Surface Stress Sensor”  平成28(2016)年7月
  • 坂本眞人准教授: 国際ワークショップ“Strings and Fields 2016”を京都大学基礎物理学研究所で開催。 平成28(2016)年8月
  • 播磨尚朝教授: 国際ワークショップ“J-Physics 2017: International Workshop on Multipole Physics and Related Phenomena”を岩手県八幡平で開催。 平成28(2016)年9月
  • 大道英二准教授、太田仁教授: 国際ワークショップ“Novel Magnetic Resonance Techniques in Millimeter and Terahertz Waves and their Applications to Bioscience”を本学で開催。 平成28(2016)年11月
  • 前田順平講師、矢野孝臣特命助教(現・東大宇宙線研特任助教): 本学ブリュッセルオフィス第7回シンポジウムで講演。 平成28(2016)年11月
  • 早田次郎教授: 日本学術振興会平成28年度「科研費」審査委員表彰。 平成29(2017)年2月
  • 松岡英一准教授: 平成28年度前期全学共通教育ベストティーチャー賞を受賞。

化学専攻

平成6(2024)年度

  • 謝衛斌特命助教が前之園記念若手優秀論文賞を受賞した。
  • 松原亮介教授が全学共通教育ベストティーチャー賞特別表彰を受賞した。

令和5(2023)年度

  • 大西洋教授がJST創発的研究支援事業アドバイザーに就任した。
  • 立川貴士教授がNEDOの官民による若手研究者発掘支援事業(共同研究フェーズ)(課題名:誘電体セラミックスメソ結晶の開発と次世代電子デバイスへの応用)に採択された。
  • 立川貴士教授が「単一粒子反応解析に基づく高効率光エネルギー変換系の構築」に関する研究成果について第37回光化学協会賞を受賞した。
  • 津田明彦准教授が池田泉州銀行第23回ニュービジネス助成金のオープンイノベーション賞を受賞した。

令和4(2022)年度

  • JSTさくらサイエンスプランの支援を得てタンマサート大学市リントン国際工学部の学生インターンシップを受け入れた。
  • 大西洋教授が自然科学研究機構分子科学研究所教授(クロスアポイントメント)に就任した(兼任、2022-2026年度)。
  • 大型の科学研究費として、大西洋教授が基盤A(2022-2024年度)、小堀康博教授が基盤A(2019-2022年度)および学術変革領域A(2020-2024年度)を獲得した。
  • 立川貴士教授が本学のフラッグシップ研究となり得る異分野共創研究として、先端的異分野共創研究プロジェクト(プロジェクト名:異分野共創による資源循環イノベーション)に採択された。
  • 津田明彦准教授が「ハロカーボンを原料とする光オン・デマンド有機合成法を用いる機能性フッ素化ポリウレタンの開発」の研究成果に対して神戸大学学長表彰を受賞した。
  • 津田明彦准教授が高分子学会三菱ケミカル賞を受賞した。
  • 謝衛斌特命助教が第40回井上研究奨励賞を受賞した。

令和3(2021)年度

  • 該当なし

令和2(2020)年度

  • 木村建次郎教授の研究グループが2020年度「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」(NEDO)に採択された。

令和元(2019)年度

  • 小堀康博教授が第33回光化学協会賞を受賞した。
  • 化学専攻の津田明彦准教授とAGC株式会社の共同研究課題がJSTの「研究成果最適展開支援プログラムA-STEP産学共同フェーズ(シーズ育成タイプ)」に採択された。
  • 木村建次郎教授が創業した神戸大学発のスタートアップ(株)Integral Geometry Scienceが、世界初のマイクロ波マンモグラフィの開発に成功し、厚生労働省先駆け審査指定制度に採択された。
  • 化学専攻の大西洋教授が2019年度日本表面真空学会・学会賞を受賞した。

平成30(2018)年度

  • 笹原亮特命准教授が第40回(2018年度)応用物理学会論文賞を受賞した。
  • 木村建次郎教授の「次世代乳癌スクリーニングのためのマイクロ波散乱場断層イメージングシステムの開発」に関する研究内容が読売新聞およびThe Japan News by The Yomiuri Shimbunで報道された。
  • 木村建次郎教授らの研究グループがNEDOの平成31年度「ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業 フェーズC(実用化研究開発)」に採択された。

平成29(2017)年度

  • 大堺利行准教授が日本ポーラログラフ学会の会長に選出された。
  • 木村建次郎准教授が第一回 日本医療研究開発大賞 日本医療研究開発機構理事長賞を受賞した。
  • 木村建次郎准教授の研究グループおよび(株)Integral Geometry Scienceの共同提案がNEDO事業「ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業」に採択された。

平成28(2016)年度

  • 該当無し

生物学専攻

令和6(2024)年度

  • 石崎公庸教授と水谷正治教授(農学研究科)らによる、コケ植物産業利用の取り組みが朝日放送のニュース番組で紹介された(2024年6月)。
  • 末次健司教授によるギンリョウソウの新種キリシマギンリョウソウ発見の研究論文が2024年度JPR論文賞を受賞(2024年9月)。

令和5(2023)年度

  • 末次健司教授の研究が、NHK総合「ダーウィンが来た!」で紹介され(2022年4月)。
  • 塚本寿夫准教授が、環形動物ゴカイが持つ光受容タンパク質を用いて、速いイオンチャネル応答を選択的に光操作できることを発見した研究成果(PNAS誌に掲載)がプレスリリースされた。(2023年5月)。
  • 坂山英俊准教授らの研究グループが、国指定天然記念物シラタマモの日本海側の生育地(鳥取県)を発見し系統的位置づけを明らかにした研究成果が朝日新聞デジタルに掲載された(2023年10月)。
  • 連携講座・発生生物学講座の林茂生教授が、令和5年度兵庫県科学賞を受賞(2023年11月)。
  • 石崎公庸教授らによるゼニゴケ産業利用研究の事業化を担う人材募集に関するビズリーチ社・神戸大の連携協定に基づく取り組みが神戸新聞社等に紹介された(2023年12月)。
  • 末次健司教授が、新種新属の光合成をやめた植物「ムジナノショクダイ」を発見した(Journal of Plant Researchに掲載)(2024年3月)。日本から維管束植物の新種発見と同時に新属の設立が認められたのは1930年以来のこと。

令和4(2022)年度

  • 近藤侑貴准教授が、「維管束発生過程の再構築による幹細胞制御機構の研究」という業績内容で令和4年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞(2022年4月)。
  • 末次健司教授の研究活動が、ナショナルジオグラフィックで紹介された(2022年10月)。
  • 近藤侑貴准教授と辻かおる准教授が2022年度 JST創発的研究支援事業に採択された(2023年2月)。

令和3(2021)年度

  • 末次健司准教授の研究内容を紹介する特集記事が、科学雑誌Newton4月号に16ページに渡って掲載された。
  • 生物学専攻博士課程修了者の長野太輝博士(現バイオシグナル総合研究センター助手)が、第44回日本基礎老化学会大会において若手奨励賞を受賞(2021年6月)
  • 川井浩史教授の、褐藻類の新種に関する研究成果が朝日新聞や神戸新聞(2021年7月)で紹介された。
  • 近藤侑貴准教授が、第85回日本植物学会大会において「VISUALを用いた維管束細胞運命決定機構の研究」という研究内容で奨励賞を受賞(2021年9月)

令和2(2020)年度

  • 川井浩史教授が、新属の緑藻Ryuguphycus kuaweuweu(和名ボニンアオノリ)を発見した研究成果が朝日新聞(2020年7月)に紹介された。
  • 酒井恒助教、横井雅幸准教授、菅澤薫教授が紫外線によるDNA損傷の復制御メカニズムを解明した研究成果が国際プレスリリースされた。
  • 佐藤拓哉准教授らの研究活動が中日新聞(2020年12月)で紹介されました。
  • 川井浩史教授の、褐藻コンブ類の進化に関する研究成果が毎日新聞(2021年3月)で紹介された。
  • 末次健司准教授の光合成をやめた植物に関する研究が、科学雑誌Newtonの特集記事(2021年3月)で紹介されました。

令和元(2019)年度

  • 菅澤薫教授が紫外線におり染色体DNAに発生した損傷を検出するメカニズムを解明した研究成果(Nature誌に掲載)が朝日新聞、日本経済新聞、神戸新聞等で紹介された(2019年5月)
  • 川井浩史教授が、新種褐藻サンリクモズクを同定した研究成果が朝日新聞0(2019年5月12日)に紹介された。
  • 菅澤薫教授が、紫外線誘発DNA損傷修復の分子機構に関する研究で、第4回アジア・オセアニア光生物学会省を受賞(2019年8月)
  • 岩崎哲史助教が、ホルボールエステルによる転移性メラノーマ増殖抑制の分子機構に関する研究で日本色素細胞学会奨励賞を受賞(2019年11月)
  • 石崎公庸准教授らの研究グループによる、コケ植物ゼニゴケにおけるクローン繁殖機構の一端を解明する研究成果(Current Biology誌に掲載)が朝日新聞デジタルに掲載された(2019年10月)
  • 末次健司准教授が、植物を対象とした生物共生系に関する研究で、第28回松下幸之助花の万博記念賞松下幸之助記念奨励賞を受賞(2020年2月)

平成30(2018)年度

  • 末次健司特命講師が、従属栄養植物の進化生態学研究で、平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(若手科学者賞)を受賞(2018年4月)
  • 洲崎敏伸准教授が、電子顕微鏡の基礎生物学への応用研究に関する貢献で、日本医学生物学電子顕微鏡技術学会(功労賞)を受賞(2018年5月)
  • シャジクモの全ゲノム解読により陸上植物進化の起源を探る研究の成果(Cell誌に掲載)が神戸新聞(2018年8月29日)に紹介された
  • 川井浩史教授が、日本藻類学会学術賞(山田賞)を受賞(2019年3月)

平成29(2017)年度

  • 末次健司特命講師が、平成29年度(第14回)日本植物学会において、菌従属栄養植物の分類学的整理と生態解明により奨励賞を受賞(2017年5月)
  • 尾崎まみこ教授が、昆虫をモデルにした味覚・嗅覚の研究により、第51回日本味と匂学会において学会賞を受賞(2017年9月26日)
  • 石崎公庸准教授が陸上植物の祖先の特徴を持つ苔類ゼニゴケの全ゲノム構造を解明した成果(Cell誌に掲載)が朝日新聞(2017年11月23日24面)、京都新聞(2017年10月6日33面)、産経新聞(2017年10月24日夕刊3面)で紹介された。
  • 酒井恒助教が日本環境変異学会第46回ベストプレゼンテーション賞を受賞(2017年11月)
  • 角野康郎教授が、日本産水生植物に関する研究、著作等を通じた保全生態学の普及により、第26回松下幸之助花の万博記念賞松下幸之助記念賞を受賞(2018年2月)

平成28(2016)年度

  • 洲崎敏伸准教授、原生生物を用いた電子顕微鏡的研究により、医学生物学電子顕微鏡技術学会学会賞を受賞(2016年5月)
  • 石崎公庸准教授の研究が、朝日新聞2016年10月30日朝刊、科学の扉「ゼニゴケ 世界が注目」で紹介された。
  • 末次健司特命講師が「光合成をやめた植物の新種発見と生態解明」について評価され、科学技術・学術政策研究所(文部科学省)より、「科学技術への顕著な貢献2016(ナイスステップな研究者)」に選定された(2016年12月)

惑星学専攻

令和6(2024)年度

  • 博士後期課程の石井友一朗さんが,Journal of Theoretical Biology誌に発表した系統樹のトポロジーに関する研究成果が,形の科学会奨励賞を受賞しました。本論文は,Hortonの第一法則を脊椎動物6種類の系統樹分岐パターン解析に適用し当該法則が成立することを示し,またモデルシミュレーションを導入することで生物進化に内在する規則的パターンの発掘に顕著な貢献をした点が高く評価されての受賞となりました。
  • 斎藤准教授らの研究グループが、球状星団の形成過程の大規模コンピュータシミュレーションを行い、星の合体から超大質量星が形成され、それが中間質量ブラックホールになるということを明らかにし, その成果をScience 誌に発表しました。詳しくはこちらをご覧ください。

令和5(2023)年度

  • 島伸和教授、中岡礼奈助教らの研究グループが、海底を覆う大量の鬼界カルデラ巨大噴火の噴出物を発見し、その成果をJournal of Volcanology and Geothermal Research誌に発表しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授の研究成果が,2023年9月28日公開のScientific Reports誌にオンライン掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 保井みなみ講師が、令和5年度の「前之園記念若手優秀論文賞」を受賞しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授が令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞しました。詳しくはこちらをご覧ください。

令和4(2022)年度

  • 博士前期課程の⻑屋暁大さんが「海と地球のシンポジウム2022」において学生優秀発表賞を受賞されました。ニュースはこちらをご覧下さい。
  • 博士後期課程の長足友哉さんと中村昭子准教授は、隕石破片の付着力が破片の大きさに依らないことを明らかにし、 その成果がScience Advances誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 博士前期課程の河端さんと都市安全研究センターの吉岡教授は、日本周辺で起こるスロースリップイベントの歪の蓄積と解放の関連を解明し、 研究成果がScientific Reportsに掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授の研究成果が12月11日にNHK「おはよう日本」で紹介されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 博士前期課程の中家徳真さんが地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)講演会において学生発表賞を受賞されました。学会のニュースはこちらをご覧下さい。
  • 斎藤貴之准教授と牧野淳一郎教授が参画する研究グループが 世界最高解像度天の川銀河シミュレーションに成功しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 林教授・樫村講師らが参加する研究グループの論文が、Scientific Reports 誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 斎藤貴之准教授らの研究グループは最新の高精度シミュレーションを行い, 星団形成の現場を明らかにしました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授の研究成果が,NHK「おはよう日本」の 『ゴールドラッシュおきるか深海に眠る金鉱脈』で紹介されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 博士前期課程の岩本さん、都市安全研究センターの末永さんと吉岡教授は、アラスカ沈み込み帯の低周波微動と脱水の関連を解明し、 研究成果がScientific Reportsに掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 兵頭政幸名誉教授、博士前期課程修了の松下隼人さん、田辺翔汰さん、三木雅子研究員らの研究チームが 水月湖年縞堆積物から大規模かつ急速な地磁気極移動現象を発見しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 島伸和教授らの研究グループは、背弧海盆である南部マリアナトラフの上部マントル比抵抗構造を、海底の電磁気観測データから初めて明らかにしました。詳しくはこちらをご覧ください。

令和3(2021)年度

  • 博士課程前期課程の瀬下幸成さんと都市安全研究センターの吉岡祥一教授は、2018-2019年に豊後水道下で発生した長期的スロースリップイベントのすべりの時空間分布を明らかにし、同研究成果がScientific Reports誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 荒川政彦教授ら総勢8名の惑星学専攻教職員に対し,JAXAから小惑星探査機「はやぶさ2」に対する活躍・協力に対する感謝状が贈られました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 牧野教授らが Preferred Networks 社と共同開発したMN-Coreプロセッサを搭載したMN-3システムが、省電力性能ランキングで再び世界1位を獲得しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 宮崎聡客員教授が仁科記念賞を受賞しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 博士課程を修了した村上久さん(京都工芸繊維大学助教)と西山雄大さん(長岡技術科学大学講師)が,2021年度のイグノーベル賞を受賞しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 瀬戸雄介講師らの研究グループが、太陽系の天体衝突が記録された結晶の原子配列が生成する過程を世界で初めて実験的に計測し、その成果がNature Communications誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 林祥介教授らの研究グループが、金星の大気の流れをシミュレーションする大気大循環モデル「AFES-Venus」 を、地球シミュレータ を用いて世界最高解像度で走らせ、小規模な波の自発的な励起を再現しました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 杉岡裕子教授らの研究グループが、世界最大の巨大海台であるオントンジャワ海台の成因に関わる地震学的・岩石学的証拠を見出し、Communications Earth & Environment誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 保井みなみ講師らの研究グループが、衝突残留熱によって小惑星上で水質変成や有機物合成が起こり得ることを、室内衝突実験で明らかにしました。詳しくはこちらをご覧ください。

令和2(2020)年度

  • 野崎達生客員准教授らの研究グループが,氷期-間氷期サイクルに対して 地球の岩石圏が鋭敏に応答していた明確な証拠を見出し,Scientific Reports誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授らの研究グループが、海洋での生物の大量絶滅と恐竜類の多様化が三畳紀の「雨の時代」と関連していることを明らかにし、Global and Planetary Change誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 牧野教授らの研究グループが Preferred Networks 社と共同開発した深層学習用プロセッサーMN-Core™ を搭載したスーパーコンピュータMN-3が、消費電力あたり性能世界第2位となりました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • はやぶさ2 SCI/DCAM3神戸大学チーム(代表者 荒川 政彦教授)の3名の教職員が,本年度の学長表彰を受けました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授らの研究グループが、沖縄トラフの海底下鉱化作用の初期生成過程に微生物活動が密接に寄与していることを示した論文がGeology誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 南拓人助教が、11月3日に開催される地球電磁気学・地球惑星圏学会総会にて、 大林奨励賞を受賞することが決まりました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 平田直之助教らの研究グループによって、木星衛星ガニメデ表面に太陽系最大規模の巨大クレーターが存在することを示した論文が Icarus誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 牧野教授らの研究グループが Preferred Networks 社と共同開発した 深層学習用プロセッサーMN-Core™を搭載したスーパーコンピュータMN-3が、消費電力あたり性能世界第1位に認定されました。詳しくはこちらをご覧ください。
  • 野崎達生客員准教授らの研究グループは、南鳥島沖に分布する超高濃度レアアース泥の生成年代決定を行い、約3,450万年前に起こった地球寒冷化に伴って生成したことを示した論文がScientific Reports誌に掲載されました。詳しくはこちらをご覧ください。

令和元(2019)年度

  • 林祥介教授が2019年度日本気象学会・藤原賞を受賞した。
  • 兵頭政幸教授らの研究グループは、銀河宇宙線が増加した78万年前の地磁気逆転途中に、雲の日傘効果がシベリア高気圧を強化して、冬の季節風が強まった証拠を世界で初めて見つけた。このことは、銀河宇宙線が地球の気候変動に影響する証明となるものである。この研究成果は、英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。(令和元(2019)年6月)
  • 中村昭子准教授らは、フランスのコートダジュール大学/天文台やJAXA宇宙科学研究所等との共同研究により、小惑星帯での典型的な衝突速度での岩石弾丸の衝突によって生じるケイ酸塩のメルトが、鉄ターゲットにできたクレーターを覆って固化することを示した。この成果は、本研究成果は、Science Advances (電子ジャーナル)に掲載された。(令和元(2019)年8月)
  • 平田直之助教らは、小惑星探査機はやぶさ2のリモートセンシング画像データを解析し、小惑星リュウグウのクレーター分布を調べ、リュウグウの自転が現在より早かった時期が2度あった、あるいは、かなり長期間にわたり継続していた可能性を明らかにした(令和元(2019)年11月 Icarus 掲載)この解析によって、当該データが天体の表層進化を知る上で基礎となるデータであり、データベースとして将来の活用が期待できることを示しまた。

平成30(2018)年度

  • 瀬戸雄介講師らが参加した共同研究チームが、月の地下に大量の氷が埋蔵されている可能性を示した。
  • 惑星科学研究センターの臼井文彦特命助教らの研究グループは、赤外線天文衛星「あかり」を用いて数多くの小惑星における「水」の存在を捉えることに、世界で初めて成功した。
  • 惑星科学研究センターの樫村博基助教らの研究グループは、日本の金星探査機「あかつき」による観測で、金星を覆う雲のなかに巨大な筋状構造を発見した。さらに、大規模な数値シミュレーションにより、この筋状構造のメカニズムを解き明かした。
  • 鬼界カルデラ探査チームが、学長表彰された(平成30(2018)年11月)。
  • Tatsumi et al. (2017)論文が Scientific Reports Top 100 Read Articles 2018において、全分野で7位となった。
  • 平田直之特命助教、大学院生の田中小百合さん、西川直輝さん、荒川政彦教授、小川和律技術専門職員らの研究グループによる、小惑星探査機「はやぶさ2」の探査活動に基づく初期成果をまとめた3編の論文が、Science誌に掲載された。

平成29(2017)年度

  • 吉岡祥一教授らの共同研究グループは、豊後水道における長期的スロースリップイベントの解析を行い、このイベント域の上限および内部にすべり量の急変を見出すとともに、その内部の構造を詳細に推定した。また、急変位置は、地震発生帯の下限および深部低周波微動の上限とよく一致することを示した。この研究成果は、7月21日に英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。(平成29(2017)年7月)
  • 木村宏研究員:和蘭科学誌「Journal of Quantitative Spectroscopy and Radiative Transfer」のOutstanding Reviewer(平成29(2017)年7月)
  • 兵頭政幸教授らの共同研究グループは、78-76万年前に北大西洋と北太平洋で同時に起こった百年~千年スケールの急激な気候変化を多数発見し、その中には、太陽活動に起因すると思われる周期性を伴う急激な温暖化が、強い寒冷イベントによって突然停止する現象も含まれていた。この研究成果は、英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。(平成29(2017)年8月)
  • 荒川政彦教授、日本学術振興会 平成28年度特別研究員等審査会専門委員表彰。(平成29(2017)年9月)
  • 博士後期課程3年の河合佑太が、地球電磁気・地球惑星圏学会第142回講演会 学生発表賞を受賞。タイトル「全球海惑星気候の太陽定数依存性の研究:海洋大循環の影響の考察」(平成29(2017)年10月)
  • 杉岡裕子准教授らの共同研究グループは、アセノスフェアを観測する新たな手段として海洋アセノスフェアの「柔らかさ」のその場観測に成功した。この研究成果は、「Science」誌に掲載された。(平成29(2017)年12月)
  • 巽好幸教授らの共同研究グループは、神戸大学の練習船「深江丸」を用いた3回の探査航海を「鬼界海底カルデラ」で実施し、7300年前の巨大カルデラ噴火以降の短期間に、32km3を超える地球上で最大クラスの巨大な溶岩ドームが形成されたことを確認した。またこの溶岩は、巨大カルデラ噴火を起こしたマグマとは異なり、現在の薩摩硫黄島などの後カルデラ火山と同じ化学的特性を示した。この成果は、英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。(平成30(2018)年2月)

平成28(2016)年度

  • 惑星学専攻の高橋芳幸准教授、林祥介教授らの共同研究グループは、スーパーコンピュータ「京」を用いた超高解像度シミュレーションにより、火星大気中の「塵旋風(じんせんぷう)」を大量に再現し、その大きさや強さの統計的性質を明らかにした。この研究成果が、米国の科学雑誌『Geophysical Research Letters』(5月16日号)に掲載された。(平成28(2016)年7月)
  • 博士後期課程3年(平成28(2016)年10月より日本学術振興会特別研究員)兵頭龍樹と大槻教授らはケンタウルス天体の環の起源ならびに土星の環の起源に関する研究を行い、それぞれ雑誌Astrophysical Journal Letters(平成28(2016)年9月)、Icarus(平成29(2017)年1月)に掲載された。前者はアメリカ天文学会関連ページでハイライト論文として紹介されるなど国内外のメディアで報道され、後者については神戸新聞、雑誌Newtonなどで取り上げられた。
  • 惑星学専攻・海洋底探査センター長の巽好幸教授が、「第40回井植文化賞」の特別賞を受賞した。(平成28(2016)年10月)
  • 瀬戸雄介講師らの共同研究グループは、ブリッジマナイト多結晶体の大歪(だいひずみ)せん断変形実験に成功し、沈み込んだプレート近傍の地球下部マントルの流れの方向を明らかにした。この研究成果が、英国科学雑誌「Nature」のLetter(10月17日号)に掲載された。(平成28(2016)年10月)