神戸大学 大学院理学研究科・理学部

News Release

2021.01.13

生物学専攻の田中達也 博士前期学生,上田るい 博士後期課程学生と佐藤拓哉准教授の研究グループが, 河川に放流されたアマゴ稚魚が降海型のサツキマスにならない仕組みを明らかにしました.

 神戸大学大学院理学研究科の田中達也・上田るい(大学院生)と佐藤拓哉 准教授からなる研究グループは、養魚場で育てられたアマゴ(サケ科魚類)の稚魚が、 自然河川に放流された場合に成長が遅く、そのほとんどが降海型のサツキマスにはならないことを明らかにしました。
 サツキマスは、かつては西日本の河川における水産重要魚でしたが、近年激減しています。
 本研究の結果は、今後のサツキマス資源管理における放流事業の在り方や河川環境整備の方法に重要な示唆を与えるものです。
 この研究成果は、1月13日に、英科学誌「Biology Letters」に掲載されました。
  DOI:10.1098/rsbl.2020.0324

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