神戸大学 大学院理学研究科・理学部

理学部・理学研究科の強み・特色

3.地域貢献

理学研究科 ■ 数学専攻 ■ 物理学専攻 ■ 化学専攻 ■ 生物学専攻 ■ 惑星学専攻

◆理学研究科

  • 本研究科を構成する5分野(数学、物理学、化学、生物学、惑星学)における最新の研究をわかりやすく紹介し、「科学のおもしろさや楽しさ」や「科学と社会のつながり」を幅広い世代の方々に理解してもらうために、高校生以上の学生および一般社会人を対象とした理学研究科主催の公開講座「サイエンスセミナー」を毎年7月に実施している。このセミナーは毎年約150名程度の参加があり,身近にあるありふれた物質の奥に潜む科学について,教員が専門家の立場から噛み砕いて説明している。聴衆からも、「身近な物質を見直した」、「疑問が解けた」といった感想をいただいている。
  • 高大連携の一環として、未来を担う若い人材に学問の基礎となる理学の教育研究の意義を理解してもらうために、高校生を対象とした「模擬授業」、(場合によっては「出前授業」)を通年で行っている。
  • 兵庫県高校教育部会と連携して、数学、理科担当の高校教員を対象とした高大連携セミナーを教科分野毎に随時実施している。

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■数学専攻

  • 「高大連携数学交流セミナー」(理学研究科数学専攻主催)を平成17(2005)年度より年1回実施している。高大の数学教員が教育現場の現状と実践を報告しあう交流の場として機能している。
  • 出前講義や模擬授業を通して、地域の高校生に、最先端の数学研究と高校数学との関わり等を紹介する取り組みを継続的に行ってきた(過去5年間の合計25回)。

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■物理学専攻

  • 重点地域研究開発推進プログラム(地域ニーズ即応型)、研究分担者:武田廣、越智敦彦、「超低被ばくデジタルX線撮像装置の製品化研究」(平成21~22年度)による共同研究を、兵庫県立工業技術センター、及び(株)神戸工業試験場と共同で行った。
  • 神戸市立青少年科学館にて、小学生または中学生とその保護者を対象に、自然科学啓蒙活動である「親子サイエンスツアー」を継続的に行ってきた。
  • 神戸市立青少年科学館にて、中学生を対象とした科学実験教室である「中学生のためのサイエンスツアー」を継続的に行ってきた。
  • 兵庫県下7会場で、地域の科学啓蒙活動として開放型科学実験教室「青少年のための科学の祭典」を継続的に行ってきた。
  • 粒子物理学研究室では,研究内容を紹介する一般向けの講演会を複数回開催し,研究内容を紹介するとともに,素粒子物理学のおもしろさを広く知ってもらう試みを行っている。2015年にはヒッグス粒子の発見の意義を英語によるサイエンスカフェで伝えた。
  • 奈良学園高等学校とは、スーパーサイエンスハイスクールへの応募段階から協力し、平成16年度に指定校となった後、「素粒子と宇宙」と題する模擬授業および研究室訪問等を継続して行っている。(坂本眞人助教(現・准教授))
  • 身内准教授(粒子物理学研究室)が委員長として、日本物理学会大阪支部公開シンポジウム「光と物理の過去・現在・未来:国際光年」(2015/12/20)を開催した。
  • 身内賢太朗准教授: 一般向け講演会8th Hyogo Science E-café (ネスカフェ三宮で開催)において講演を行った。 平成28(2016)年6月
  • 山﨑祐司教授: 一般向け講演会Science Conference in Hyogo 2016 - Learning Science through English (統合拠点コンベンションホールで開催)において講演を行った。 平成28(2016)年7月
  • 藏重久弥教授: 本学経済経営研究所特別公開シンポジウム「梶田隆章教授×武田廣学長」において対談モデレーターを務めた。 平成29(2017)年3月

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■化学専攻

  • 近畿圏の高校や一般の人に化学の面白さを伝えることを目的として,“出前講義”や“模擬授業”(5年間で合計27回)を行ってきた。例えば、最先端の顕微鏡の話や食塩の結晶構造の話など日常接しているものと最先端の化学の関わりについて年間で5回程度の授業を行っている。
  • 神戸市消防局において特殊化学災害対策研修講義や,「はりま産学交流会」や「けいはんな新産業創出交流センターシーズフォーラム」などにおいて,専門的知識を必要とする一般の職業人に対する講演・講義・講習(5年間で合計17回)を行ってきた。
  • 近畿圏の女子中高生を対象として実際に実験を通して化学の面白さを伝えることを目的として,“女子中高生のための関西科学塾”を平成22(2010)年から開催して,これまでにのべ150人以上の女子中高生に対して実験・考察・報告を通して化学の研究に触れてもらった。
  • 化学専攻は企業等に在職のまま博士後期課程へ入学を希望する社会人を受け入れている(大学院設置基準第14条特例による)

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■生物専攻

  • 高校生を対象とした「模擬授業」を通年で行っている。例えば,平成26(2014)年度に生物学専攻から提供した模擬授業は、「おいしさの生物学:To eat or not to eat, that is the question !」「細胞の老化と個体老化」「生物多様性の危機と保全生態学」「放射線利用による生命科学研究の今」といったテーマで、動物生理学、細胞生物学、分子生物学、生態学の各分野で研究を展開している教員が、専門性を交えわかりやすく話をした。また、毎年、スライドを用いた専攻・学科紹介、顕微鏡を用いた生物観察、遺伝子解析機器等の説明、温室・圃場・藻類標本保存施設等の見学を行った後で、高校生側からの研究内容や進路、勉強のしかたなどについての質問や相談を受け付ける懇談会を実施している。平成25(2013)年に洲崎敏伸准教授らにより開催された「ひらめき☆ときめきサイエンス:フツーじゃない ミクロ生物大研究」(小学生-高校生対象)も好評であった。
  • 兵庫県高校教育部会と連携して、生物担当の高校教員を対象とした高大連携セミナーを随時実施している。例えば、平成24(2012)年度には「高大連携意見交換会-高校生物の教育内容の移行について-」と題して、指導要領の改訂を機に、高校、大学における理科教育や入学試験のあり方などについて兵庫県下の高校教員と生物専攻の教員30名近くが一堂に会し相互に意見を交換した。その後、平成25(2013)年度、平成26(2014)年度と「高大連携意見交換会」を引き続き開催した。
  • 尾崎まみこ教授が、京都大学の学生が企画するサイエンスカフェに講師として参加し、また、動物学会が主催する公開イベント「動物学広場」に参加するなど地域社会における理科教育に貢献している。また、神戸に侵入・定着しつつある侵害的外来種アルゼンチンアリの防除に関する研究を「公益財団法人 ひょうご科学技術協会」の助成を受けて行うとともに、アルゼンチンアリ防除計画を策定する近畿地方環境事務所が主催する外来生物対策連絡会議において講演を行った。
  • 洲崎敏伸准教授が、地元企業(梅田電気・サニコン)と協力して、原生動物ハリタイヨウチュウを用いた上水のバイオモニタリング装置の開発に関する共同研究を実施。この共同研究に関する研究会を組織し、兵庫県企業庁などとも協力し、本装置の実用化に向けて取り組んでいる。
  • 三村徹郎教授が、奈良女子大学附属中等学校スーパーサイエンスハイスクール運営委員、千里ライフサイエンスセミナー講演(高校生向け講義)、サントリービジネスエキスパート(株)との共同研究などを通じて、地域の教育・連携研究に積極的に取り組んでいる。
  • 宮本昌明准教授が、神戸市消防局特殊災害隊との放射線災害に関する協定に基づき講習・実習を行っている。
  • 角野康郎教授が、兵庫県生物多様性ひょうご戦略推進委員会委員、神戸市環境保全審議会臨時委員を務め、地域の環境保全に貢献している。
  • 川井浩史教授が、兵庫県立尼崎小田高等学校スーパーサイエンスハイスクール運営指導委員、兵庫県・環境影響評価審査会委員、神戸市環境影響評価審査会委員、神戸市環境審議会委員などを務めている。
  • 佐藤拓哉准教授が、神戸市環境保全審議会 生物多様性プラン改正専門部会委員を務めている(平成26(2014)年12月より)。
  • 坂山英俊准教授が、栃木県立博物館・栃木県自然環境調査業務調査員を務めている(平成27(2015)年1月より)。
  • 生物学専攻は企業等に在職のまま博士後期課程へ入学を希望する社会人を受け入れている(大学院設置基準第14条特例による)。

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■惑星学専攻

  • 近畿圏の高校生や一般の人達に地球惑星科学の面白さを伝えることを目的として、出前講義、模擬授業、公開講座を5年間で合計67回行ってきた。一般向け公開講座の主なものは次の通りである。G8 環境大臣会合歓迎事業 KOBE こども環境フェスタ、「ふるさと学園」、はびきの市民大学、放送大学、姫路市防災講座、神戸市減災研究シンポジウム、公開海上観測実習、(財)富山県ひとづくり財団「高校生とことん科学セミナー」、山陰海岸ジオパークフォーラム「日本は二本:西南日本・東北日本の回転運動」、神戸大学理学研究科サイエンスセミナー、神戸大学のミリョク講演会、兵庫県阪神シニアカレッジ。
  • 当専攻教員の多くが、兵庫県政学会評議員、兵庫自治学会評議員、兵庫県宅地保全審議会委員、六甲山系学習ゾーン検討委員、兵庫県尼崎小田高等学校SSH 運営指導委員、須磨東高等学校評議員として地域に貢献している。

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